2008年12月29日月曜日

大掃除


家の中や外をきれいに掃き清めて、新年を迎える準備です。
クラスの担任は、保育室の物を全部廊下に出して、室内を丁寧に掃除します。窓拭きもします。
子ども達が、新しい年に、気持ち良く登園して来てくれることを願って…。
「子どもの園(その)」として、子どもが過ごす空間の清らかなることを大切に考えています。整理されていて清潔な空間を、心地よく感じることをです。
「新しいこと」ではなく、「きれいに掃除されていて、気持ちのよいこと」を、です。

さぁ、大晦日に向けて、新年を迎える準備はできましたか?
年末年始、家族が集まります。今日から、黒豆を煮る準備をして、明日はお寺へ
ご挨拶に伺ってから、おせち料理に取り掛かります。

皆様、今年1年、ブログを読んでいただきましてありがとうございました。来年も、思いや感じたことなど、書き綴っていきます。

心身共に健康で、新年を迎えられますことを祈っております。

2008年12月26日金曜日


 昭和55年3月の卒園記念の写真です。この中に写っている卒園生のお母様が、持ってきて見せてくださいました。10時38分です。先代の園長先生も写真の中に…。
 卒園児で父兄になっている二人とも、当時の面影があるというか、そのまま…(?)のようです。懐かしさと同時に、その頃があって、今があるのだと思いました。そんな今の自分は、写真の中の卒園生のように成長しているのかな~と少し不安になりながら、見入ってしまいました。

2008年12月25日木曜日


 クリスマスプレゼントを頂きました。20cm四方くらいの額の中に、6cm四方のとっても可愛らしい、天使のような絵があります。
 作者は、素敵な彫刻や絵を描かれる方で、園にも「チェロを弾く動物」の彫刻があります。
 「よい子(?)」の私をサンタさんは見ていてくれたのでしょうか?四隅に名前も入っている思いがけないプレゼントに、嬉しくて今も心が踊り、幸せ感で満たされています。こんな気分の時は、他の人へも喜びを分けてあげたくなります。

 いくつになっても「プレゼント」って、嬉しいですね。

2008年12月20日土曜日


お手伝いいただいたお父様方です。(実際は、もっと多くの方もいらしたのですが…)ありがとうございました。その時に集まった人たちで、力を合わせて…ということ、社会では年々、少なくなっているのかな…と感じます。でも、気持ちよく、手伝っていただいた方、又、人数が大丈夫そうだから…と、子ども達の相手をしてくださる方など、穏やかな日差しの中、和らぐ雰囲気とその様子に、嬉しさと、ありがたさを感じました。
子ども達の瞳が、どのように輝くかな…。

ピノキオクラブの時に、お父様方に秋祭りの収益で購入した、スウェーデン製の「木のお家」を作っていただきました。ちょっと、小さめでしたが、ログハウスの様に組み立てていくもので、屋根をのせて完成です。

2学期の終業式をしました。
「早寝、早起き、朝ごはん」で体力を作り「ていねいな手洗い」と「うがい」で病気の予防を伝えました。
そして、新年の挨拶「あけましておめでとうございます」を、「きちんと礼をしてしましょう」と伝えました。
まず大人から…と襟を正して思いました。

2008年12月15日月曜日


1人ずつ、プレゼントを手渡してもらいました。「去年と違うプレゼントだ」と気が付く子どももいました。そして、「去年と違うサンタさんだ」と、年長児気がつきました。
 子どもへの夢を大切に思いながらの先生方の演出や工夫に感謝です。

 クリスマス会をしました。先生たちからのプレゼントは素敵な音色のハンドベルの合奏でした。おもちゃでないベルの音は、クリスマス会を楽しみに浮き浮きしている子ども達の心にも美しく届いたことでしょう。

 「酉の市」と呼ばれる「大歳市祭」です。とても賑わっていました。
 「熊手」は農具として、枯葉をかき集めたり寄せ集めたりするものです。日本では幸運や金運を「かき集める」という意味をこめて、縁起物とされています。「かき集める」と言うと欲が張っているように聞こえますが、落ち葉のように振り落ちている幸運や金運を1つにまとめるという意味に考えてみると、良いのではないでしょうか。

通称「十二日まち」と言われる「酉の市」へ行ってきました。
 紀元前156年に創建された、旧浦和市の調神社は、呼び名から「つき」を呼ぶ神社として有名で、「つき」から「月」となり、神使は「兎」で、狛犬代わりになっています。

2008年12月8日月曜日


 このきれいなもの、何だか分かりますか?3.5cm四方の千代紙で折った、舟下りとコロコロとした三面体のようなものです。これは、団地に住んでいらっしゃる方が、「趣味で作っていたけれど、目が悪くなって作らなくなったので、幼稚園で使ってください。」といただきました。ブロックなどのオモチャに慣れている子ども達へ、千代紙の持つ風合いと彩りを感じて欲しい…と思いました。ありがとうございました。

 「第28回ジャクパサッカー関東大会」へ、課外教室のサッカーのお友だちが、出場しました。埼玉県内に埼玉支部と川越支部があり、埼玉支部の大会で、7戦6勝して代表となりました。
 読売ランドの読売ヴェルディのグランドで大会がありました。家族総出の応援で、幼児の部は盛り上がり、思いが一つとなり一丸となる中に、一緒に参加しました。惜しくも「3位」でしたが、充分頑張りました。どの子どもも、自分のためにみんなが来てくれていることに、元気をもらったのではないでしょうか?
 「3位」おめでとう!!

2008年12月5日金曜日


 「メリークリスマ~ス」と、幼稚園にビックサンタががやってきました。子ども達にたくさんのプレゼントを持ってこられるようにと、大きなサンタが登場です。
 登園してくる子ども達は目が「クギづけ」でした。子ども達に、夢や希望も運んできたみたいです。

お餅つきをしました。「ほーら、おいしそう…。」餅米の蒸し上がる匂いに、鼻を上向きにつき出して、犬のように匂いを楽しんでいる子どももいました。今年は、10人のお父様方が、お手伝いに来てくださり、子ども達のかけ声と共に、頬を赤く染めながら、張り切ってついて下さいました。「○○ちゃんのお父さん!!」と親しげに子ども達から声をかけられ、手を振っている方もいました。
 不思議と、どの行事よりも、忙しく思ったのは、時間が、制約があったからかもしれません。

2008年12月1日月曜日


「小川未明」って、知っていますか?
 この休みに、「小川未明童話集」を読みました。「小川未明」は、1882年~1961年の作家で、戦前の日本児童文学界の最大の存在となり、1953年に文化功労者に選ばれています。
 
作品は短篇で、散文詩のようであるものが多く、代表作「赤い蝋燭と人形」を始めとする作品の中は、子に対する愛、人間と自然に対する思いの作品があり、悲しく寂しい気持ちになりますが、夢の彼方のことのように、話の余韻が残ります。
 
「童話」とは「童(わらべ)」の「話(はなし)」と書きますが、大人と呼ばれる私達の心に浸み入るように心に語りかけます。

2008年11月27日木曜日


 11月25日は、三島由紀夫が自決した日でした。あの衝撃的な事件から、もう38年経ったのだ、と月日の過ぎ行く早さに驚きながら、あの頃読んだ「潮騒」や「金閣寺」を思い出してしまいました。
 ちょうど、3~4年前に、竹内結子・妻夫木聡主演の映画「春の雪」がありました。残念ながら、見ることはできませんでしたが、あらためて本を読み返してみました。いつ読んでも新鮮で、読んだことのあるものでも、文章が染み入るように入ってきて、三島ワールドに取り込まれてしまいました。やはり、不朽の名作といわれる作品の数々です。
 その中でも、異色の作品と言われている「美しい星」は、三島自身が飯能の展覧山へ登ったときに、見た景色から、イメージされた小説と聞いています。宇宙と人類の運命を小説化した作品で、星新一の小説の空間を感じさせるところもある作品です。

2008年11月22日土曜日


3才児のクラスですが、色がきれい!中央の、紙粘土のケーキも、みんなが作りました。おいしそう…。
どのクラスも、素敵な作品ばかりで、子どもって、「天才!」って思います。大きくなっても、天才の種を大切にして欲しいです。

作品展を行いました。

2008年11月18日火曜日


在園のお母様のご好意により、ピアノ、チェロ、フルートのコンサートしました。本物の楽器と本物の音色に、聞き入っていました。ありがとうございました。
身体の中に、すーっと入ってくる音楽はアルファー波が出て、心地よく、眠くなるようです。

2008年11月17日月曜日


「よく、頑張ったね」と頭をなでてもらっているみたい…。
久しぶりの卒園児との楽しい時間でした。

「はーい」と元気に、後からの方が到着しました。

先に下り口に到着して、皆を待っていました。
ありがとう!!

そうです、ここは三ツ星のついた東京都下の「高尾山」です。頂上の竹下通り並みの混みぐあいに比べて 自然林の静けさを感じます。

「楽しいね」って、笑顔が見られて、こちらも楽しくなります。

えーっ、思ったより、大変みたい…。
なんて思った人はいなかったかな?

卒園児ハイキングに、20組の家族が参加しました。

2008年11月15日土曜日


日本の秘湯、銀山温泉の老舗旅館「能登屋」は、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」のイメージとなった旅館です。

独眼流政宗象です。片目が突出していたため母から可愛がられず、大人になってその目をえぐり取り、眼帯をしたと言われています。能力があったのに、運がなかった人とも、言われているようです。
 いつの時代にも「力があるのにチャンスには恵まれない人」はいると思います。「チャンスがない」と、嘆いてるばかりでは、「力がある」とは言えず、どの状況においても、努力・研鑚をおしまないことが大切だと思います。必ず、見ている人がいて、分かる人がいるはずです。

仙台は東北最大都市で、さいたま市と同じ政令指定都市でも、町の大きさの違いを実感してきました。仙台の学問の基となる東北大学も、広大なキャンパスをいくつも持ち、青葉城跡(仙台城跡)に隣接している理工学部も、坂と緑の中点在するステキなキャンパスでした。市内を流れる広瀬川も堤防をイメージするコンクリートの護岸がほとんど見られず、景観の美しさもさながら、自然との共存性を見たように思いました。

 第24回、設置者・園長全国研修大会に参加するために、仙台へ行ってきました。全国より531人の参加があり、行政の話や、各地域の様子など、参加すると必ず得るものがあります。
  

「鳴子峡」も、終わる前の紅葉の美しさに、自然の色は、作り出したどの色よりも、絶妙に美しいと感じました。

日本三大急流の一つの、「最上川下り」をしました。何よりも空の高さにはえる、紅葉の織りなす鮮やかさに加えて、自然林の杉の雄々しさが、錦の反物のようで、ため息が出ました。

2008年11月7日金曜日


11月4日(火) 学校行事代休で、卒園児の小学生が、お姉さんお兄さん先生として、幼稚園に来てくれました。
 自分が、大きくなっていく未来を見せてくれている小学生のお姉さんやお兄さんの存在は大きいものだと思います。又、卒園し、小学生になってから幼稚園で当時の自分の様子を思い出すためにも、そして、弟妹でない年下の子ども達に慕われる喜びと心の底で「お手本にならなくては…」という頑張りの気持ちが、生まれたことでしょう。
 心暖まる感想文が届いたので、代表に3人のお友だちのものを、ご紹介します。

「はじめは緊張してたけど、だんだん慣れて、もう一度行きたいです。りんごありがとう、おいしかったよ。」れん

「おもしろかったです。とししたのおともだちのめんどうをみて、たのしかったです。おにごっこつかまったけどたのしかったです。おべんとうみんなでたべておいしかったです。わたしは、西浦和幼稚園のせんせいになりたいです。木をつくってたいへんでしたが、たのしかったです。みんなありがとうとおれいをきちんといってくれて、きもちよかったです。また、みんなにあいたいです。」アビーダラリー

「今日は、おねえさん先生をやりました。」ふだんは、先生しかできないけんこうかんさつや帰りにやきいもジャンケンをしたりしました。みんなと、なわとびでゲームをしたり、おべんとうを食べたりおにごっこをしたりしました。しらない友だちと友だちになれました。「にんじん組は、やれないとすぐくじけるな。」と言われてしまったけれどがんばってください。はじめて、けんこうかんさつをして少しきんちょうしたけれど自分の友だちの名前をよぶのとちがうきがしました。やきいもジャンケンもあまりおぼえていなかったけれど、なつかしく楽しくできました。またやりたいです。」新川歩美

2008年11月4日火曜日


戸隠神社中社の石段です。70段、ちょっといい運動でした。
戸隠は、池やハイキングコースがあり、次回は戸隠中心に、ゆっくり来たいと思いました。
念願のそば屋は、2時間待ちで、あきらめました。

戸隠へ、美味しいそばを求めて向かっています。道の両側の木々の色づきが、やわらかく温かみのある秋色になっていて、ついよそ見をしてしまいす。

門から見た仰店商店街です。大門まで、下り坂です。この調子で、長野駅まで下り坂になっています。

20年ぶりに善光寺をお参りしてきました。善光寺は、1707年に再建され、国宝に指定されています。間口24m高さ30m奥行き54mの伽藍は東日本最大で、裳階(もこし)を廻らせた二重屋根は、総檜皮(ひのだ)葺きとして、日本一の規模だそうです。善光寺内陣に、「お戒壇めぐり」というのがあります。真っ暗な廊下を通っていくと、「極楽の錠前」を探り当てて触れると、秘仏の御本尊と結縁するといわれています。“ガシャガシャ”と音を立てて、触れてきました。「見つけた」と実感するためでしたが、仏様、うるさかったでしょうか?周りの見えない暗闇を歩く不安と、絶対、錠前は見つけられる、絶対、出口があるという思いから、めぐれるものでした。何分もかからない暗闇でしたが、目が、いつになっても慣れることなく、光のありがたさも充分体験しました。

りんごの木の畑へ行ったあとは、善光寺の宿坊へ泊りました。宿坊へ泊るのは2回目なのですが、久しぶりに手作りの精進料理と、広々とした8畳2間に、落ち着きました。
宿坊が39もあるということは、それだけ善光寺に参詣する人が、多いのだと思いました。善光寺の石畳や石段の減り方や、宿坊のあり方を見て、人々の信仰の篤さを感じました。
「信仰」 信じて仰ぎ見ること(尊敬する 顔を向ける たよる)ことは、何かの具象物でなくても、それぞれの心の中に在るものではないかと思いました。

畑のまわりの木々はだいだい、赤、黄、やまぶきなど色づき、錦を織りなしていました。

長野県まで西浦和幼稚園のりんごの木を見てきました。畑へと上っていくと、甘いりんごの香りがします。標高320m 一反位の所に20本位植えられているりんご畑に、その木はありました。15年たっている木です。

2008年10月30日木曜日

田島伸二原作「コンキチ」の楽劇を鑑賞しました。
場所は「セルリアンタワー能楽堂」です。コンパクトにまとめられた作りの能楽堂は、一歩、足をふみ入れると、凛とした空気と桐のかもし出す柔らかさに包まれました。
楽劇は主催が、特定非営利活動法人 日本・アジア芸術協会です。日中韓三国共同制作で、外務省、各国大使館が、後援でした。
人間と自然との共生の大切さを描いた作品で、キツネのコンキチが、自然破壊のため、食べ物に困るようなキツネをやめ憧れる人間になり、そして人間社会の営利のために、自然破壊に行くという、哀愁をおびたブラック・ユーモアのようでした。
能の衣装にネクタイをしたり、衣装の原色使いが目新しく、中国の楽器の音色の美しいことなど、いろいろなものが、能楽堂の中に1つに詰まった非日常の時間でした。
いくつになっても、いろいろなものを体験していくことって、大切ですね。
お誘いいただいた中平順子先生に感謝!!です。

2008年10月28日火曜日



遠足でこんなクモ、見つけました。「ハイキングの時にもいたね。」と、言ったのは女児でした。秩父で見たクモと同じでした。よく、見て覚えていましたね。まだ、何という名前か分かりませんが…。

2008年10月27日月曜日


左側の大きなコンクリートの上はレストランになっています。普通の建物の3階になります。奥の中央のコンクリートの上はカフェです。まるで、宇宙ステーション!!


美術館は、そのものが、芸術品のように美しいと感じています。国立新美術館も、波打つガラス張りの壁面が、ガラスの冷たさを感じさせない柔らかいフォルムをかもし出しています。


林健造先生の作品です。流行のラップの歌手と観客の様子が、楽しく描かれていました。先生のポリシーは「楽しんで描くこと」と話していらっしゃいました。どの作品も大作が多く、500号という日本一(?)大きな絵もありました。「絵が表現したいことと、こちらで感じ取るものが同じでなくても良いのだよ。」と、お話していましたが、作者の思いを感じ取ることが出来たら、作者は嬉しいのだろうな~と思って、鑑賞してきました。

六本木にある国立新美術館で開催されている二紀展へ行きました。

2008年10月24日金曜日


薬師寺執事 兼 薬師寺東関東別院潮音寺副住職の大谷鉄じょう師の講演を聞きました。1年ぶりに聞くお話は、声が大きく張りも良く、「なるほど、なるほど…」と顔が立てに触れるお話ばかりでした。
EU諸国12,000人へのアンケートで、「幸せは、どんなときに感じるか?」という問いに、だんとつ1位は「人間関係が上手くいっている時」だったそうです。色々な人間関係がありますが、では、「人間関係はどんな時に悪くなるか?」それは、「価値観という物差しの目盛りの幅が違うと、悪くなる」ということでした。自分の価値観の幅で相手を計っていることはないだろうか…と思わず考えました。
「静思 じょうし」損得の好き嫌いを置いておいて、静かに思うこと、という言葉を今日の講演会のプレゼントに頂きました。人生は、まだまだ勉強です。