2011年5月6日金曜日

分去れ(わかされ)



朝日新聞の
天声人語に
皇后陛下の
詠まれた歌が
載っていました。



「かの時に
我がとらざりし
分去れの
片への道は
いづこ行きけむ」

(あの時、
選ぶことのなかった
分かれ道の
片方は
どこに通じていたことでしょう。)

人には
誰でも
「分去れ」があり、
それを選んで人生を歩んできて、
今があるのだと思います。

「分去れ」・・・
時には感情的に、
時には勢いにまかせて、
時にはじっくり考えて、
時には迷って、迷って、迷って・・・
一つの道しか進めません。
「良い」と信じた道です。

日本は今、
「分去れ」にいるようでいながら、
道が見つかっていない状態のような
気がします。
試行錯誤・・・?

皇后陛下の詠まれた歌の奥の深さに
「分去れ」の言葉が、染み入ります。

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