2008年10月30日木曜日

田島伸二原作「コンキチ」の楽劇を鑑賞しました。
場所は「セルリアンタワー能楽堂」です。コンパクトにまとめられた作りの能楽堂は、一歩、足をふみ入れると、凛とした空気と桐のかもし出す柔らかさに包まれました。
楽劇は主催が、特定非営利活動法人 日本・アジア芸術協会です。日中韓三国共同制作で、外務省、各国大使館が、後援でした。
人間と自然との共生の大切さを描いた作品で、キツネのコンキチが、自然破壊のため、食べ物に困るようなキツネをやめ憧れる人間になり、そして人間社会の営利のために、自然破壊に行くという、哀愁をおびたブラック・ユーモアのようでした。
能の衣装にネクタイをしたり、衣装の原色使いが目新しく、中国の楽器の音色の美しいことなど、いろいろなものが、能楽堂の中に1つに詰まった非日常の時間でした。
いくつになっても、いろいろなものを体験していくことって、大切ですね。
お誘いいただいた中平順子先生に感謝!!です。

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