講師の先生は、幼稚園の先生をなさっていたことがあり、
新人の時、こんなことがあったそうです。
「初めての保育参観でのことです。
いろいろなことを間違えないようにと出席簿も一行おきに
大きく書いておいたりして、当日に備えました。
参観当日、出席を取り、保育を見ていだいて無事に
参観が終わったと安心していました。
夜、電話が鳴り、受話器を取ると、
『先生、私の子どもの名前を呼びませんでした』
と言われ、フリーズしてしまったそうです。
と言われ、フリーズしてしまったそうです。
夜も眠れず、園へ行ってから、その名前を呼ばなかった
子どもをひたすら待っていました。
登園してきたその子どもを抱きしめ、
『ごめんね、○○ちゃん、名前を呼ばれなくて・・・』 と言ったら
『先生、大丈夫だよ。お母さんが言ってた。
大人も緊張すると大事なことを忘れちゃうことがあるんだって
そういう時は、一番大好きな人の名前を忘れてしまうんだって
先生、私のこと一番好きなんでしょ?』と。」
そのお母さんの一言のお陰で、その子供も、担任だった講師の先生も
傷付かずにすみ、その先生は、その言葉に救われて
それからより一層、保育に励んだということです。
素敵なお母様のお子さんをお預けいただいて感謝ですね。
良いお話しを聞いたほっとする一日でした。