2009年2月2日月曜日

懐かしい時間


渋谷Bunkamura「経と緯の会」へ行ってきました。
学生時代に通っていた趣味の染織の先生が中心のグループの作品展です。
色々な分野の方達がいらして、まったくの素人の最年少だった私を、
色々と気にかけてくださいました。とくに馬場先生には、温かく受け入
れていただきました。

これは、先生の作品です。「福は内、鬼は外」という題名です。障子戸を
イメージして作られたそうです。二重に織られてあり、障子の紙にあたる
所の白っぽく見える所は、機にかける前に、糸を手で撚って織り機にかけ
たものだそうです。撚った糸は、伸びたり縮んだりするので、出来上がり
を想定して織らなくてはならず難しいもので、先生もまだ二作品目だそう
です。人も、撚れ過ぎると難しいもののような気がしました。

織物は、織るのは全工程の三分の一と言われます。織るまでの準備がとて
も大切だと教えていただきました。すると幼稚園とは、人生を織っていく
ための準備の大切な期間なのだと思いました。糸を染めて織っていく人も
いれば、織ってから染める人もいます。子どもたちは、どのような人生を
織っていくのでしょうか……。

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